超スマート社会グローバルフォーラム2021:Future of Super Smart Society

超スマート社会グローバルフォーラムが11月19日、20日の2日間に渡り、オンラインで開催されました。今年のメインテーマは、"Future of Super Smart Society"。海外アドバイザー11名を含め、学生や教職員約60人が参加しました。

1日目 海外アドバイザーによる講演
トゥウェンテ大学(オランダ)のヴィルフレッド・G・ファン・デル・ヴィール教授は、より効率的な情報処理を行う自然界の情報処理システムとして、脳に注目し、物質の計算能力を最大限に活用するために、物質学習の原理を利用してナノマテリアルネットワークを学習させる方法について講演しました。台湾科技大学の呂政修教授は、スマートフォンの進化により実生活に欠かせない存在となっている屋内測位技術に関して、4つの一般的な測位方式とその実装結果をビデオで紹介しました。講演に対しては多くの質疑が寄せられ、イベント終了間際にも、熱心な学生が講師を呼び止めて質問をするなど、最先端の研究に対する活発な意見交換が行われました。

2日目 グループワーク方式での発表とディスカッション
前半:超スマート社会卓越教育課程の学生10名が自身の研究について発表を行い、海外アドバイザーから研究に関してアドバイスをもらいました。
後半:未来社会デザイン機構(DLab)が掲げる「未来シナリオ」のうち、2030年の6つのシナリオから一つをテーマとして選び、シナリオを実現するための技術的な提案を学生達が作り、海外アドバイザーと議論しました。
人々が望む未来社会とは何か、その実現のために先端科学・技術がどのように貢献できるのか、深く考える機会となりました。



超スマート社会グローバルフォーラム2021(2021年11月19日、20日)