「超スマート社会創造科目」とは

超スマート社会推進コンソーシアム参加機関の講師陣によるオムニバス形式の講義です。超スマート社会の実現に向けて、実社会の問題解決のための先端的な取り組みに関する講義を行います。サイバー空間・フィジカル空間にまたがる専門分野で独創的な科学技術を創出できる専門力、量子科学から超スマート社会までの道筋を俯瞰できる俯瞰力、異分野が融合した社会課題の解決能力、産官学の各セクターを牽引できるリーダーシップ力を涵養することを目指します。

超スマート社会創造A1:量子科学の最前線

開講クォーター:3Q
ワイドバンドギャップ半導体中のスピン欠陥・発光中心を用いた量子センシングや、量子コンピュータに関する最先端の研究、モビリティに関するAI、特に、画像認識、データ解析、最適化技術に関する取り組みについて学びます。

  • 第1回 ダイヤモンド窒素-空孔(NV)中心と量子センシング
        講師:大島 武 先生(量子科学技術研究開発機構)

  • 第2回 その他ワイドバンドギャップ半導体中のスピン欠陥・発光中心
        講師:大島 武 先生(量子科学技術研究開発機構)

  • 第3回 スピン欠陥・発光中心の形成
        講師:大島 武 先生(量子科学技術研究開発機構)

  • 第4回 量子コンピュータの概説
        講師:白根 昌之 先生(NECシステムプラットフォーム研究所)

  • 第5回 NECの超伝導量子コンピュータに関する取組み
        講師:白根 昌之 先生(NECシステムプラットフォーム研究所)

  • 第6回 量子およびシミュレーテッドアニーリング理論とそれらの応用事例
        講師:白根 昌之 先生(NECシステムプラットフォーム研究所)

  • 第7回 AI技術のモビリティ産業への応用
        講師:梶 大介 先生(株式会社デンソー)

超スマート社会創造A2:IoT/ロボティクス/スマートシティ

開講クォーター:4Q
クラウドロボティクスを支える制御技術と通信技術についての最新研究内容、スマートシティに関する取組み、産業界におけるIoTの活用事例、産業用機械でデータを共有し新たな価値を生み出す仕組み等について学びます。

  • 第1回 通信ネットワークを活用した高度ロボット制御技術
        講師:吉田 裕志 先生(NECシステムプラットフォーム研究所)

  • 第2回 Post 5G/6G時代に向けたKDDI総合研究所の挑戦
        講師:吉原 貴仁 先生(KDDI総合研究所)

  • 第3回 KDDI総合研究所における IoTの取り組み
        講師:吉原 貴仁 先生(KDDI総合研究所)

  • 第4回 スマート製造とデータ活用(1)
        講師:包原 孝英 先生(安川電機)

  • 第5回 スマート製造とデータ活用(2)
        講師:包原 孝英 先生(安川電機)

  • 第6回 ロボット管制・制御を支える通信技術
        講師:岩井 孝法 先生(NECシステムプラットフォーム研究所)

  • 第7回 プロセス産業におけるデジタルツインによるオペレーション変革
        講師:仲矢 実 先生(横河電機)

超スマート社会創造A3:スマート農業の最前線

開講クォーター:2Q
スマート農業の目的、意義、課題、最新の実践例を学び、農業における問題の解決策や、農業の望ましい将来像について考えます。

  • 第1回 どうしてスマート農業?日本の農林水産業の課題
        講師:稲葉 亮 先生(農林水産省)

  • 第2回 もっとスマートに!日本の農林水産業の未来
        講師:稲葉 亮 先生(農林水産省)

  • 第3回 日本における農業情報研究の現状
        講師:村上 則幸 先生(農研機構)

  • 第4回 農研機構における精密農業からスマート農業への展開によるSociety5.0の実現
        講師:長﨑 裕司 先生(農研機構)

  • 第5回 気候変動下で変革を遂げるアグリ&フードシステム
        講師:小池 聡 先生(ベジタリア株式会社)

  • 第6回 科学とテクノロジーを融合した次世代の緑の革命
        講師:小池 聡 先生(ベジタリア株式会社)

  • 第7回 クボタのICT技術を活用したスマート農業の開発状況と将来の方向性
        講師:飯田 聡 先生(株式会社クボタ)

超スマート社会創造A4:スマートワークプレースの最前線

開講クォーター:4Q
オフィス、住宅、サードプレース… 働き方改革やCOVID-19流行によりワークプレースは多様化しています。今後の働き盛り世代の人口減少を見据え、より効率的にいきいきと働くために、それぞれのワークプレースのあるべき姿とは。最先端の建物の事例を題材にしながら、スマートな働く場や働き方、さらには学び方について一緒に考えます。

  • 第1回 三菱地所が描く未来のワークプレース
        講師:三上 己紀 先生(株式会社三菱地所)

  • 第2回 働く場の中心:オフィス
        講師:古橋 拓也 先生(三菱電機株式会社)

  • 第3回 働と休が共存する場:住宅
        講師:松本 吉彦 先生(旭化成ホームズ株式会社)

  • 第4回 オフィスでも家でもない第3の場:サードプレース
        講師:神田 主税 先生(エコッツェリア協会)

  • 第5回  スマートワークプレースを支える自動制御
        講師:太宰 龍太 先生(アズビル株式会社)

  • 第6回  ワーカーの働き方のデザイン
        講師:秋山 恵 先生(イトーキ株式会社)

  • 第7回  学生の学び方のデザイン
        講師:宮前 太一 先生(イトーキ株式会社)