教育院長からのメッセージ

超スマート社会って何だろう?でも何だか面白そうって考えている学生の皆様、そして社会人の皆様、是非「超スマート社会卓越教育プログラム」を活用して下さい。超スマート社会と言うと、無人のトラクターが広大な畑を耕すスマート農業、自動運転のバスやトラックが活躍するスマートモビリティ、アバターロボットが介護を行うスマート医療など、SF映画のような世界が想像されますが、実はすぐそこまで来ています。そしてこれらの新しい社会システムを実現することで、我々が抱える少子高齢化や労働力不足などの社会課題が解決し、より豊かな未来が訪れるのです。

そんな未来社会をエンジニアリングの観点から創造し、またその未来社会を牽引するリーダーを育成するのが本プログラムです。そんなこと言ったって超スマート社会についてどこから学べばいいのか全く分からないとか思っていませんか?超スマート社会のアプリケーションは農業、工業、サービス業など多岐に渡りますが、実はその裏側にある原理は同じで5つのコンポーネントから構成されています。それは、①環境を観測するセンサ、②地図などのデータベース、③判断を行うエッジコンピューティング、④自動車などのアクチュエーター、そして⑤学習のためのAIとビッグデータです。①〜④は現実の世界(フィジカル空間)にあり、一方で⑤はバーチャル空間(サイバー空間)で実現されるので、超スマート社会はサイバー空間とフィジカル空間を融合させることで実現されると言われています。ここまで説明するとどこから学べば良いのか分かって来ましたね?しかし、この5つをまとめて学べる教育プログラムはこれまでどこにも無かったのです。

そこで、東京工業大学は超スマート社会推進コンソーシアム参画機関と連携し、超スマート社会の学びの場として「超スマート社会卓越教育プログラム」を2020年4月にスタートさせました。本プログラムは、これまでの教育プログラムとは全く異なり、コンソーシアムと連携した社会連携教育(オープンエデュケーション)と異分野融合研究(オープンイノベーション)を行います。本プログラムでは未来社会を創造するために、コンソーシアムに参画する自治体、民間企業、国立研究所など、関連するあらゆるセクターと連携して教育と研究を実施します。さらに、コンソーシアムと連携した経済的支援やキャリア支援も充実しています。

さぁ皆様、本プログラムで学び、一緒にワクワクする未来社会を創りませんか?

阪口 啓

超スマート社会卓越教育院
教育院長、プログラム・コーディネーター
工学院電気電子系 教授