専門学力 × 独創力涵養
1)人工知能・量子科学基礎科目群
超スマート社会における先端技術を研究開発する上で必要となる基幹的学力を修得するため、本プログラムで厳選する人工知能・量子科学に関する科目の取得を中間審査の通過条件とする。基幹的学力を身に付けた上で、人工知能・量子科学を活用した教育研究に取り組む。
(詳細については、学修案内の表2-1および2-2を参照ください。)
人工知能基礎科目群の例
CSC.T272 人工知能(日本語開講)
XCO.T489 Fundamentals of artificial intelligence(英語開講)
ART.T454 Advanced Topics in Artificial Intelligence S(英語開講)
SCE.I501 視覚認識(英語開講)
ART.T551 画像・映像認識(英語開講)
ICT.H517 感性情報センシング特論(英語開講)
量子科学基礎科目群の例
EEE.D201 量子力学(日本語開講)
SSS.B401 Introduction to Quantum Science and Technology(英語開講)
2)サイバー・フィジカル専門科目群
本プログラムで厳選するサイバー空間およびフィジカル空間に係る専門科目の取得を修了要件とする。両空間の知識を修得することで超スマート社会へ向けた「専門学力×独創力」を養う。
(詳細については、学修案内の表4-1および4-2を参照ください。)
サイバー分野専門科目群の例
SCE.C453 Network Control Systems(英語開講)
ART.T548 Advanced Artificial Intelligence(英語開講)
ESD.C503 Design Theories(英語開講)
フィジカル分野専門科目群の例
MEC.G531 Precision Manufacturing Processes(英語開講)
EEE.S451 Wireless Communication Engineering(英語開講)
LST.A501 Biomolecular Analysis(英語開講)
3)サイバー・フィジカルクロスメンター制度
異なる分野を専門とするメンターを設定する。これにより、異分野の客観的視点から見た教育研究の意義の確認や課題解決の指針を得る。また修博一貫して担当学生の指導を行うことにより、ラボローテーションのような短期的な経験では得られない継続的な効果を得ることができる。
社会連携俯瞰力涵養
専門力と俯瞰力を涵養するために、超スマート社会推進コンソーシアム参加機関(国研、民間企業、自治体等)の協力を得て超スマート社会創造科目群を開講し、実社会の課題や超スマート社会の実現に向けた先端技術を学ぶ。本科目群から所定の単位を取得することを修了要件とする。
(詳細については、学修案内の表5を参照ください。)
2)サイバー・フィジカルオフキャンパスプロジェクト
超スマート社会推進コンソーシアムの参加機関に赴いてオフキャンパスプロジェクトを実施することを修了要件とする。自身の専門とは異なる分野の機関におけるオフキャンパスプロジェクトを経験することで、超スマート社会を俯瞰できる人材を育成する。
(詳細については、学修案内の表1および6-1を参照ください。)
異分野融合課題解決力涵養
1)異分野融合マッチングワークショップ
プログラム参加学生(参加検討中の学生を含む)、教員や超スマート社会推進コンソーシアム参加機関が合同で年2回異分野融合のワークショップを開催し、学生の研究実績(シーズ)と社会の研究課題(ニーズ)のマッチングを図る。学生の社会貢献に対する意欲を高め、自ら産学共同研究を構築する機会を提供する。本ワークショップへの参加をプログラム所属の条件とする。(詳細については、超スマート社会推進コンソーシアムWebサイトをご覧ください。)
2)異分野融合研究企画集中演習
異分野融合の研究マッチング力強化のために、教員や連携機関から提出された課題から、学際的かつ重要な課題を選出し、それを解決するための具体的な研究計画を立案する集中演習を行う。夏休み期間中に開催する。
演習の記録はこちら
3)超スマート社会基盤技術研究プロジェクト
指導教員に加え、企業や自治体のアドバイザーから助言を受ける形態で、超スマート社会を実現する基盤技術研究プロジェクトを実施し、異分野融合の課題解決力を涵養する。学生が主体的にアドバイザーと議論し研究を遂行する経費として予算50万円程度を配分する。
4)超スマート社会創造研究プロジェクト
マッチングが成立した研究テーマに関して、超スマート社会を創造する研究プロジェクトを連携機関と共同で実施することにより、異分野融合の社会課題の解決に取り組む。異分野融合研究チームが成立した場合、最大200万円/年の研究費を配分し社会実装研究を行う。
グローバルリーダーシップ力涵養
1)グローバルリーダーシップ力涵養科目群
超スマート社会を牽引する力を涵養するために、本学のリーダーシップ教育科目を履修することを修了要件とする。身につけたリーダーシップ力を発揮し、上記の超スマート社会創造研究プロジェクトおよび下記のグローバルオフキャンパス研究プロジェクトに取り組む。
(詳細については、学修案内の表7-1および7-2を参照ください。)
2)超スマート社会グローバルフォーラム
海外アドバイザーをはじめ、海外から一流の研究者を招聘してグローバルフォーラムを開催する。学生は研究成果を発表し、質疑討論の中で研究の評価と今後の方針決定を行うことによりグローバルな知見を獲得する。
3)グローバルオフキャンパス研究プロジェクト
海外連携機関やコンソーシアム参加機関の研究組織等に3ヶ月以上滞在し、自らの研究テーマに関連したグローバルな共同研究を実施する。この活動の中でグローバルリーダーシップ力を涵養し、研究内容を深化させる。渡航旅費として学生1人あたり最大80万円の補助を支給する。
(詳細については、学修案内の表6-2を参照ください。)
4)海外メンター制度
博士後期課程の学生が海外アドバイザーと面談を行い、研究やキャリアに関するアドバイスを得ることで、グローバルな視点に基づくキャリアを形成する機会とする。